NORI NOTE

ベトナム雑貨の仕掛け人見たり   
ベトナムといえば雑貨。ピークはもはや去ってしまったかもしれないが、雑誌の特集ではまだ顕在。ハノイの街にはこれらベトナムの雑貨や衣服を扱う店がずらりと並ぶ。オープンザドアの店に並べられたり吊されたりしているものたちは、どこの店もほとんど変わらない。同じものを違う陳列がしてあるだけで、いわゆる観光地のおみやげショップのようなもの。でも中には、こじゃれた雰囲気の店に仕立て上げ、おみやげ物価格よりも高い値段設定で、オリジナリティあるちょっと洗練された商品を置く店が目に付く。これらの店のバックには、欧米人のプロデューサーがいるらしい。でもそういう店もなんか同じように見えるし、ベトナムらしさもどこかに消えてしまったような気持ちがするし、足が進まない。中には、あ、かわいいじゃんと思って、数年前にはやったベトナムぽい服を作ってた(今はどう?知らない)日本のブランドを彷彿させる店についつい足を踏み入れると。そこには日本語の上手なベトナムの女の子がいて、接客もよく教育されていて、なかなか見逃してくれない。そしてふと奥の方を見ると、日本人の女の子が電卓を叩いている。バックには日本の女の子がいたのであった。やるね。日本の女子も。



ベトナム子煩悩   
ベトナム人の赤ちゃんはみんな可愛かった。ベビーカーやだっこひもなど子どもを運ぶ器具が存在しないので、みーんな大人の体にくっついている。おとなしーく可愛い顔してかわいがられている。泣いたりしている子、見かけなかった。でも道でおしっこさせてるのはちょっとね。



子どもが喜ぶウォーター・パペットリー   
水面を舞台に人形劇が繰り広げられる。操る人間の姿は見えない。水がバシャーンと跳ね上がって、子どもの水遊びの楽しさに近い。ピーロピロピロ音楽が鳴り、きゃーいきゃいきゃいセリフが入り、幕の向こうから今度は何が出てくるかわくわくする。Tには大受けだった。私的には、最後の女の子集団の両手がひらりんひらりんするのがお気に入り。無表情の同じ顔が20個ぐらい同じ動きでひらりんするする様子は、夢に出てきそうでちょっと怖くて可愛い。



水辺の生き物   
人間は水辺で暮らす生きものです。ベトナムは水度がすごく高い。水の存在が体にこうひたひたと迫ってくる。普段は普通の町でも、大雨が降ると水に沈んでしまうし、川のような池のような水たまりのようなものがそこらじゅうにあるし。何より納得したのは、川と田んぼが境目なく繋がっていたこと。田んぼのために水を引かなくちゃならないのは日本。ベトナムはそこに水があるから稲を植えてる状態。そしてお百姓さんたちは水の中を泳いだりしながら、農作業をするのである。年に3回も米がとれるのだ。すごい豊か。(この川でボートに乗ること2時間、遊園地のなんとかクルーズの本物版、タムコック)



ジャパン、フットボール、ナカタ!   
ベトナム人はサッカーが好きらしい。道端の狭い空き地でボールを蹴っていたりするし、カフェでは必ずサッカーの試合中継が放映され、お茶をしながら観戦している。路上では欧州のサッカーチームユニホームが売られているし。(勿論アジア値段)Tにサッカーボールをねだられ、ベトナムのなんとかカップのボールをチャンスがあればどこかで蹴ろうといつでも持ち歩いていると、「ジャパーン、フットボール、ナカタ!ナカタ!ベリーグッドプレイヤー!イエー」とTに声がかかる。ホテルの従業員のおにーちゃんたちもいつもボールを持ったTを見つけると、パスを要求しロビーで遊ぶのである。でもベトナムチームは弱いらしい。今回ハノイのサッカー場でベトナムリーグの試合観戦を予定していたのに、結局出来なくて大変心残り。

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