NORI NOTE

お、こりゃいいねってのは、山椒のはっぱ。   
2005.5.9
休み明け。雑事をこなすもなんだか落ち着かない。うちの着工が決まったら本格的に、いろいろな整理を始めようと思うのに、なかなか決まらないから。そうして仮住居として2年もたってしまったわけであるが。今週にはなんとかなるかな。
5.10
年に3.4回、横断歩道での防犯監視当番がまわってくる。通学路の横断歩道なんだけど、出勤時間と重なるため、車やバイクの往来がかなり激しいのだ。黄色い旗を振って、子供たちを横断させる。30分ぐらいそこに立っているのだけど、これが意外と楽しみ。近所の子供の顔を把握できるし、気兼ねなくおはようと挨拶できる。今日みたいな気持ちのいい朝は、とくに気分がいい。いつも通勤で横切っていく近所の人にも挨拶。今日は知り合いになんだかすごくよく似てる人が自転車で通っていくなあとぼんやり思って見てたら、本人だったのでびっくりして、つい旗を振り回してしまった。ちょっと恥ずかしかったかなあ。
5.11
インテリアコーディネーター協会の定例総会&交流会。今年役員を辞任することにしたので、ご挨拶もかねて。立食歓談のパーティは苦手なんだけど、4年間お付き合いしたのでノリもわかってきたし、気安い知り合いも出来たので、華やかな気分の席を楽しんできました。コーディネーターの方たちもいろいろなタイプがいますが、キャラ立ちしてると強力だよなあとしみじみ思いました。
5.12
外の用件が続いたのでちょっとお疲れ。そういう日は、もう早く寝ちゃう。寝るのが私の場合はいちばん。自分から解放される眠りという技術を持っている人間は、本当によくできた作りものだと思う。寝よう、そして生きよう、だ。
5.13
年度替わりで、自己紹介をする場面がいくつかあったりするのだけど、今日晩ご飯をつくりながら、ふと思いついたこと。その人は、まず自分の派手な格好(確かに若いおしゃれと派手めなメイクはその場では目立っていた)をさして「私はこんな格好してるし」その会にいることが自分はそぐわないけれども、「言われたことはちゃんとやりますので、お願いします」と言って、確かに彼女の雰囲気とその真面目で一生懸命な物言いのギャップに失笑どころか、まわりはかなりうけて、そうかあそういうやり方で人の心を掴むか、とちょっと感心した。また別の席で、今度は「私は歳のわりには素直な性格なので、言われたことはちゃんとやります」って言う人がいて、これまたうけていた。たしかに若くはないその人は、可愛らしい声で、素直そうなかんじで、そして全く同じセリフをその自己紹介前の名刺交換の時も使っていたし。で、ふと思ったのは、この二つは手法としては同じじゃんか。まず自分をちょっと落としておいて、可愛くすくい上げる。ちゃんとやりますって。これは、何か自己紹介に臨むためのマニュアル本に書いてあるのか?「自己紹介、みんなの心をそれとなくキャッチする方法ーこれで苦手な自己紹介を克服」なんていうのに例文として載ってるんじゃないか?そういう本を真面目に読んで、そのまま使うようなタイプのように二人が見えてきてしまう。まあ、それはそれでいいんだけど、どっちの会においても、言われたことをちゃんとやるだけっていうんじゃ困ると思うんだけど。
5.14
歳をとってくると、なかなか新しい友人をつくるのも難しい。最近、仲良くなりたいなと思うような可愛い女の子が二人ばかり現れて、ちょっと嬉しい。そのうちのひとりの、かごバッグの作品展が今日から。朝からすでに盛況だったようす。お目当ての夏向きのすけすけしたかんじものは、もうわずかしか残っていなかった。すごーく悩んだけど今回は見送り。帰ってからも、彼女のものを買いたい気持ちを持て余しました。ちょっとだけしか言葉を交わしたことはないのに、なんだかすごく応援したいような気持ちなのだ。
5.15
知り合いに誘われて、山菜ツアー(?)に参加。山菜を採ってきて、天ぷらにしたり、湯がいて食べる。山菜、わかんないもんなあ。詳しい人に聞きながらじゃないと採れないよ。でも、基本的には毒のあるもの以外は、天ぷらにしたら食べられるんじゃないか。お、こりゃいいねってのは、山椒のはっぱ。バスに揺られての春の遠足でした。



本日の収穫は、青あざ3つと足首痛めと参加賞の飲み物...   
2005.4.25
歩き方が変なのは、筋肉痛のせいです。足だけじゃなくて、腰や首筋も痛い。5月連休は、キャンプを含めたドライブ旅行になったので、キャンプグッズやら、ルートなどを検討中。気分はもう海辺を走ってまーす。
4.26
この季節、バイクで走るのは本当に気持ちがいい。川沿いの堤防を走りながら、ついついうたなど歌っている。このままずーと走り続けていっちゃいたいと。走り続けながら、見知らぬ町へたどり着く、そういう旅行はいい。日常の延長に世界は広がるのさ。
4.27
100円ショップへ行く。しかし、店内が全部100円ていうのは、やっぱりなんか不思議だ。これとこれが同じ値段かああ。と、つい考えてしまうのだ。これって、ひょっとするとちょっと前の(今はどうか知らないから)現代美術的ではないだろうか。私くらいの世代の現代美術家が考えそうな作品。
4.28
わーっと自分の意見を語る人を見ると、すごいなあと思ってしまう。そういう人がそこにいると、ついお任せしちゃう。自分でも考えてないわけではないのだけど、どうもそこに流れるテンポについていけてないのだな。その時はなんか悶々としていることが、家に帰ってから、あーあれはこう言うべきだったとかってひらめいたりするもの。もう少し頭のねじを巻いてのぞまなきゃあでした。PTAの会合にて。
4.29
今頃、温泉に浸かっているはずなのにい、というのも昨夜、Tが熱を出したので、本日の出発は延期。身体が熱いなあと熱を計ると39度。風邪なのか何なのか。こういうぐっと暑くなったとき、体温調節がうまくいかずに熱がこもるような感じになるのよね。とにかく、休養。一日お布団のところでごろごろ状態。子供はそういう時全然眠れないのに、大人はくーくー眠れる。いくらでも眠れるのが不思議。自堕落に布団と化していました。こんな休日も久しぶりで、Tの熱のおかげ。
(そして連休の旅についてはのりちょい参照。しばらくお待ちを。)
5.6
細かい雨がなかなか降り止まない一日。連休は終わったのか?いや、また明日から休みだし、なんとなく日常に戻りきれない気分。たまっていた家事で時間が流れる。子供たちだけが、溌剌と元気。久しぶりの学校で、興奮したのかな。天草で買ってきたあおさの封を切ると、わーと海の香りが広がった。昨日までの日常。
5.7
KIRIN主催ファミリーフットサルフェスティバル終了しました。報告できるような仕事は全くできませんでした。ファミリー部門の出場チームは5チームという可愛い大会で、そのうち子供チーム(子供だけのチーム)が2つ。ファミリーチームのおかーさんたちは、キーパーしたり、交代要員がいたりで、フル出場の方はいませんでした。そうよねえ。ちょっとヘビーすぎるよ。でも、久しぶりのしんどくてもやめられない状況は、何かを思い出させるような、新鮮かつ懐かしいものでした。しかし、一本くらいシュート決めたかったなー。くー。くやしー。本日の収穫は、青あざ3つと足首痛めと参加賞の飲み物とフットサルボール。
5.8
連休最後の行事は、サンフレッチェ対マリノス観戦。チケットを頂いたのでいつもとは違うメインスタンド側で観戦。負けちゃいました。ボンバーなかざわ、強いなー。好きだなー。敵にするのはいやだなー。選手の出入りが見られるので、引き揚げてくる姿を見ようと下の方に降りていく。みんなしょぼんとつらそうな顔。そうかあ、プロ選手でも負けるとこんな顔するのね。そこへ、罵声をあげてののしる客一名。いやああな空気が流れる。Kはうち消すようにその声に重ねて小さい声で怒っている。見たくないけど、すぐそこだったので怖い物見たさでちらっと見てみる。ちっちゃい子供連れたおとーさんじゃん。はー。反対の方向から「ようがんばっとったよ、みんな」って選手には聞こえないけど、優しい言葉を発するおじさんもいた。でもその場の空気はもうもとには戻らなかった。



男子はなぜ川に石を投げ込みたがるのか。   
2005.4.18
今住んでいる家の前が小学校の通学路なので、朝と夕、賑やかな子供たちの声が聞こえてくる。外に出た隙に知った顔の子供に出会うこともしばしば。彼らは必ず、あっという言葉を、顔や目や声に出して、こちらを認識する。動物が何かを見つけてはっと首を持ち上げるような彼らのそんなかんじが、なんとも好き。大人はそんな表情なかなか見せてくれないもの。
4.19
対人関係でめげている時は、果たして対人関係で救われるか。毒を以て毒を制すか。逃げているとどんどん逃げ腰の弱腰だ。左の頬も差し出して打たれてこそ次に行けるのだ。あーでも痛い。夕食の後、3人で神経衰弱をして最後に大逆転して勝つ。あーすかっとした。
4.20
お蔵入りされていた古い三味線が、染色道具一式に姿を変えた。物々交換。何がどこでどうなるかわからないことよね。風が吹いて桶屋が儲かったみたいな話。世の中の物事はそんなことなんだろうよ。
4.21
TもKもサザエさんの漫画が好き。何回も繰り返し読んでいる。Tなんか古い第1巻のを読みながらくくくと笑っている。満州引き揚げやらハイキュウやらやみいちの意味なんかわからないだろうに。そういえば私も小さい頃にこの第1巻を持っていて、やっぱり意味のわからないことを承知で読んでいた。このわからないながらも読み進める、というのは大事なことではないだろうか。前後関係とかでなんとか想像しながら読む。まあ、今だって難解な文章はわからないながらも、わかったところを頼りに自分なりに理解していくような読み方してるもんなあ。
4.22
今日は歩いて買い物に行った。郵便局、本屋、スーパーと、ぐるっと回ってきた。このくらい歩かなきゃ人間ダメになるよな。心拍数がちょっと上がるくらいのスピードで歩く。身体が熱くなってきて、体内の空気も入れ替わったよう。いろんな花が咲いてるのも、若葉の眩しさも、眺めることが出来たし。自転車をちょっと置いて、歩いてしばらくは出掛けよう。
4.23
本年度初の授業参観&懇談会。最初ということはPTAの役員決めがあるということで、今年あたりに済ませておこうと生活部員に立候補していたのでした。ところが、あろうことか結果は学級委員に。立候補者が重なって調整の結果、生活部員にはなれず、なり手のなかった学級委員がまわってきたというわけ。タイムリミットと、教室中の視線が集まる中、できませんなんて言えないよねえ。昨日の夕方、FMの番組であの太田裕美も中学生の娘の学級委員になったって言ってたし。まあ、一年お付き合いしましょう。
4.24
実は、5月始めにフットサルの大会にファミリーチームで参加することになり、20歳以上の女性がチームに必要というわけで、昨日から練習を始めた。あー足が追いつかない。シュートが情けない。息があがる。イメージだけはあるんだけどなあ。こうパスが通って、トラップして、びゅっときまるとかね。キャッチしてフェイントで抜いて倒れ込みシュートとか。と、それはハンドボールでした。今朝も公園で、TとKに指導して貰った。頑張ります。午後は、Tの友だちも誘って、自転車で広島城へ行く。鎧に興味のあるTが、まだ行ったことがなかったので。久しぶりの自転車でおでかけは、なかなかよかった。城見物の後は、お菓子を買い込んで平和公園で休憩。遠足みたい。むしゃむしゃとお菓子を食べた後は、川に向かって石を投げる男子たち。どうして男子は川を前にすると石を投げたがるのか。帰りは100メートル道路沿いをのりのりで走って帰る。あーアクティブな日曜日でした。



特別な週末土産(瀬戸田みやげと堀江氏新刊)   
2005.4.11
仕事で出掛けた途中で、初めて三次きん菜館に寄る。噂には聞いてたけどいいじゃんいいじゃん、と緑色の野菜をいっぱい買う。お豆腐もパンも買う。おまけに二階でランチも食べる。お腹いっぱいで夜ごはんもいらない。
4.12
織物講座の今期初日。糸見本を広げて何時間も思いを巡らす。今年は友人も一緒なので、あれこれ一緒にやっている。もう完璧に学生気分。学食でお昼も食べたし。でも、廊下とか歩いてる時、学生が通りすがりにぺこって頭下げてくれるのよね。現実に引き戻される瞬間。ふんっ。
4.13
朝、新聞を取りに外へ出て、あーいい気持ちの空気だと思う。メールで時々近況を伝え合う友人から電話が入る。笑いながら話をして、声が響き合う気持ちよさを実感する。想いは言葉にはなるけど、声は存在そのものだから、話をするのはやっぱりいいな。会えるともっといいんだけどね。
4.14
今日もいい朝。Tが公園に遊びに行って、たけのこを取ってきた。よし私も、と公園の小山に上る。あ、わらびもあるじゃん。びわの木も生えてるし。まわりから取り残されたような小山に遊び心をそそられる。てっぺんまで上がると景色がよくて気分がせーせーする。がけもあるし枝にはひっかかるし、気をつけて動かないといけないけど、こういう場所いいよなあ。
4.15
昨日収穫したわらびとたけのこを食べる。どうかなと思ったけど、Tもしっかり食べてた。子供の頃、家の裏は鬱蒼とした藪になってて毎日の遊び場だった。かくれんぼできたし秘密基地みたいに使ったり、子犬が捨てられてて家に持ち帰ったり。あの犬の匂い、覚えてるなあ。あの犬、結局どうしたんだったかなあ。親に反対されて、泣くじゃくる弟を見ていた記憶はあるんだけど。それに隣の家では椎茸栽培をしていて、湿っぽい半地下の場所があったりして不思議だった。普通の住宅地だったのに、ほんの数メートルの範囲が密度の高い遊び場で、日々いろんなことが起こるミラクルワールドだったのだ。そんな感覚を昨日の場所は思い出した。
4.16
TK揃って一泊でお出掛け。3人体制になって初めてのことなので、この2日どうしようかわくわく。でも日頃出来ない掃除をまず片づけることにする。紙にやることをピックアップして、線引いて消していく喜び。あー自分で自分を叱咤するこの喜び。自己満足する喜び。すっかり仕事を片づけて、午後は出掛ける。県立美術館の図書室で雑誌をチェック。芸術新潮に「堀江敏幸が選ぶ瀧口修造の19の夢」という文章がある。いいなあと思って2回通り読んでしまった。駅前福屋の本屋にてじっくりと本を眺め、日用品の買い物をして、夕暮れの空を見ながら帰る。夕ご飯の仕度もお風呂のことも何もしなくて良いのに、夜遊びだって可能なのに、なんか帰ろーって帰ってきてしまった。でもバイクを走らせながら、家に帰り着くことをそれでも引き延ばしたくて、むやみに遠回りして帰る。
4.17
ひとりで暮らすということは、すごく内省的なことなんだ、って思ってしまった。家族がいると常に内と外とのやりとりで時間が過ぎていくけど、ひとりだと自分のなかでぐるぐるといろんなことがまわる。この二日、ちょっとバイオリズム的にもナーバスだったみたいで、もうぐるぐるしっぱなし。今日もやっぱり家事を片づけて出掛ける。話に行かなきゃっていう人を二人訪ねて、映画を一本観て帰る。うん、懸案事項を結構片づけることができて有意義な週末だ。二人が帰ってきたら、なんてことなくまたいつもの日常が戻りました。ちょっとしたひとり旅でもしてきたような週末だったな。



プラスチック侍   
2005.4.5
学校が休み中は本当に朝起きられない。私の学校の休みじゃないのに。Tはさっさと起きて、下でなにか創作活動をしている。苦しいのは随分治まったみたいで、再び鎧作りや剣作りに励んでいる。県立図書館へ行き、お米の精米に行き、買い物をして帰る。精米器に玄米を入れて、出てきたお米は1.5倍くらいに増えてた。あらららまだでてくるわってかんじで。前の人が残していっちゃたんでしょう。ラッキーなもらい米。
2005.4.6
今日から新学年。何組かなあ、とやはり気になる。帰ってきて、近所の子とまた引き続き同じクラスになって、我がことのように安堵。サッカーでお付き合いのある子たちとも一緒で、これも嬉しい。この春竣工した新居から、新しい学校に通う何人かの子供たちも、それぞれ今日は新しい一日。
2005.4.7
急に暖かくなったような気がする。春は穏やかなイメージがあるが、とんでもない。今年は特に激しい季節だと感じた。急に寒さが戻ったり、強い風が吹いたり、陽射しがまぶしかったり、雨も雷もあって、落ち着かない。織り機の置いてある部屋には暖房設備がないので、これでやっと夜の機織りが可能になる。夜に織り機に向かっていると、夜のしじまを織るような「ジェットストリーム」な気分になる。
2005.4.8
急に暖かく、いや暑いほどになって、桜がいきなり咲いていてびっくりする。広島で桜を愛でる場所がなくてちょっと寂しい。生まれ育ったのが、桜の見どころがたくさんあるところだったからねえ。郷里を出てからそれは気付いたのだけど。桜の名前が付く町がたくさんあったし。その名も桜木小学校出身だし。近所の桜トンネルを見ないとなんだか春が実感できないのよね。
2005.4.9
お約束のランチ。店の扉を開けると、カサブランカ(だっけ?大輪の百合のような花)が生けてあって、ほわーと香りで出迎えられる。スープはホワイトアスパラガスのスープで香りとほんのりとした苦みに、春を味わう。春は匂いの感覚が呼び覚まされる。様々な香りが立ち上がって、こちらの鼻が突然よみがえったようにはっとする。久しぶりの友人とのおしゃべりに、頭が活性化していいかんじ。
2005.4.10
晴れのち雨。風が吹いて雨を呼ぶ。開けはなった窓からカーテンが空へ飛び立つかのようにはためいていた家。映画のシーンのようだった。

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