NORI NOTE

サクランボ、ちくわ、うなぎパイ、生せんべいが届く。   
2005.6.13
フットワーク軽く動いた一日。雨の気配はない。夏のような暑さ。以前は外に出掛けて知り合いに偶然会うというようなことが全くなかったけど、近所に知り合いができてきたので、買い物途中でばったりというようなこともよくある。2.3言葉を交わして、切り上げ時のタイミングを見計らうのが難しい。そういうの母はうまいもんなあと振り返って思う。その母より、サクランボ、ちくわ、うなぎパイ、生せんべいが届く。
6.14
今年度2度目の授業参観。先生も子供たちも緊張感が薄れて、落ち着いたかな。いつも手を挙げて発言しようとする子は同じ顔ぶれ。それで、先生は時折「はい、みんなで」と促す。するとほぼ全員がとりあえずおずおずと手を挙げる。そこで先生は、指名。その、みんなでの一言に押されて、どうしようかなと思っていた子もしかたないなあなんて手を挙げるわけだ。自ら手を挙げない子を指名することにもなるから、全員がそこで手を挙げる必要はないのだけど、でも、やっぱり手を挙げるという身体の行為をすることで、それに慣れるというか馴染むというか、ちょっと背中を押してもらって手を挙げられるような気持ちになるんじゃないかな、と思い、なかなかいいなと思う。私も、手を挙げられない子供だったから。
6.19
本格的に胃の具合が悪くて、なんとか日常を送るのに精一杯の日々。週末に出掛けなくてはならないので、金曜日意を決して病院へ行く。友人に教えてもらった病院は、東洋医学の治療も平行してやってる先生で、待合室にはその手の本がぎっしり。話をして、漢方薬を含めた薬を処方してもらい、治療室で水晶を握って休む。小指の先のつぼを押してもらって、胃や背中にたまっている邪気を外へ出す。薬を飲めば楽になるから、これで快復していくといいんだけどなあ。自分と合わない気にやられちゃわないために、腹式呼吸をして丹田を鍛えなさいと言われる。はっ。おかげで、週末のサッカー大会のお付き合いも無事に終了できた。結果は優勝。選抜チームの子供たちはみんなじょうずでびっくり。コーナーキックを○○の頭に合わせろってコーチに声かけられて、それがばちっと決まるのよ。まいったです。



ずーっと河口まで道が続いているのだ。   
2005.6.6
朝日新聞で、島尾伸三氏の「私と家族」のコラムを見つける。今日から5回くらいあるのかな?(5回でした。)家族のことを書くのにこの人ほど適役はいないでしょう。島尾敏雄・ミホ夫婦の長男で、写真家潮田登久子さんの夫でしまおまほさんの父、そうそのとーり!「つくづく自分は駄目な人間だと、いったい何度反省したことでしょう。」ではじまる文章を読んで、嬉しくなっちゃう。月曜日の朝、今週のお楽しみを見つけていい気分。
6.7
梅雨が来る前にって、やっとやっとウールの洗濯を始めた。厚くて大きなセーターは手洗いが大変。でもクリーニングの匂いが嫌なので、もうできるものは全部手洗い。ちょっと形がよれっとなるけど、そのぐらいの方がウールの良さが出ると思うし、その柔らかい仕上がりに大変満足。この風合いが懐かしくなる季節までおやすみなさい。
6.8
H邸の門扉は彫刻家にオーダーしたのだけど、これがなかなかいい出来。森の小動物というリクエストにフクロウとリスとドングリが登場して、まさしくH森への入り口。ところで最近、新築情報を調べてダイレクトメールを送りつけるガーデニングやがとても多くて、うちにも毎日のように届く。会社名は違っても、写真で紹介されている施工事例や、宣伝文句は皆同じ。値段も高い!のも同じ。世の中のガーデニングブームがまだ続いているからなのか、昔ながらの日本の庭造りでは、今の南フランス風だかイギリス風だかカナダ風の住宅には似合わないからなのか、なんだか知らないけど、商売になるんだろうねえ。でも、本当にどれも同じよ。そうして同じような面構えの家が巷に溢れるのだ。どうしてこう同じものがわーっと湧いてくるのだろうか。
6.9
半幅帯が織り上がりました。浴衣に締めようと思っていたので間に合いました。意外と、はりもあってかつ柔らかいので、締めやすいかもしれない。糸の選択も、ぶっつけ本番でしたがなんとかそれらしくなってよかったです。色は葡萄色。
6.10
今週あたりから雨が降り出して梅雨入りかなと思っていたのに、なかなか降らない。夕方から雲が空を覆って、そろそろ来るかなという頃になって買い物に出掛ける。近所の乾物屋さんを久しぶりにのぞく。ちりめんじゃこやのりや黒砂糖を買う。商品が地味なものばかりなのだけど、昆布やひじきや豆類や、ここに来ると沢山欲しくなってしまう。お店のおばちゃんも明るくて、ドラマに出てきそう。広電高須駅近くのマルカンです。
6.11
胃のせいで食欲が全くなくて、ほとんど絶食状態。それで身体を休めて沢山寝ることにした。そうしたら、身体のなかがどうも冷えた感じがしていたのが、じんわりと汗ばんで足の先とかも熱を感じるようになった。もしかして胃の具合もよくなるかもしれないと、ごはんも少し食べてみる。おかずは大根下ろし。これ、胃にいいかもしれません。食べた後もつらくなりませんでした。しばらく米&大根下ろしでリハビリだな。
6.12
Tと一緒に美容院へ行く。彼は初めてかりあげてもらってうなじが涼しそう。今まで母ちゃんカットだったので、はさみでかりあげはできなかったのだ。かりあげたところを嬉しそうに触って気持ちいいーって本人気に入った様子。うしろから見るとどこの子?ってかんじがするけど、ひとつ母ちゃんから卒業できたね。午後は図書館へ行く。夕方、どこか景色見ながらのんびりできる場所を探してて、川の堤防沿いを発見。車は途中までしか行けないので、今度は自転車で行こう。ずーっと河口まで道が続いているのだ。



この季節、白い花が目に付く。   
2005.5.30
学校のクラスの茶話会終了。学級委員のお仕事のひとつが無事終わってほっと一息。参加者も思ったより多く、みなさんいいかんじで会をもりあげてくれました。自己紹介も、それぞれが味のある表現で楽しかったし、おしゃべりの場所、情報交換の場としては機能していたんじゃないかな。それでもやっぱり緊張感はあったので、ちょっとお疲れ。
5.31
頭に血が上りました。これだけはっきり頭にくるというのも珍しい。おさまりそうもないので、自転車に乗って外に出ました。1時間ほど頭を冷やそうと走ったりしてみましたが、それで問題は解決できるはずもありません。でもたまには怒んないと、感情の在処が不明になるからいいのだ。
6.1
朝から胃痛が激しい。昨日のせいかなあ。夕方、N邸がテレビ番組で紹介されることになり取材を見に行く。テレビ関係の人たちって、普段のノリもテレビ的なのね。通り一遍の上面だけの話をしてあははーと笑い、おせわになりましたーって帰っていった。なんだか大学のサークルのりってかんじでした。
6.2
昨日は横にならないと耐えられないような感じだったけど、きょうはちょっとまし。でも午前中はお休みとした。胃に水がたまっているようでちゃぷちゃぷいうのだ。そういう症状にはこういう漢方が効くっていう情報はあるんだけど、他に治す方法ないのかな。確かとうがらしが効くって誰か言ってなかったかな。試してみようか。でもよこになって眠るのがやっぱり身体にはいいみたい。去年近所で見つけていいなと思っていた花、調べてみようと思って撮ってきました。この季節、白い花が目に付く。
6.3
不調なのに、行かなきゃならない買い物に行く。そこで、最近Tが仲良くなり始めた友だちのお母さんにばったり会う。昨夜もずっとその子の家に遊びに行った話を聞いていたので、頭の中にいたそのお母さんが本屋の本棚の前に佇んでいるのを発見して、頭の中からでてきたようですごく不思議だった。私も仲良くしたいなと思っている人だったので嬉しかったんだけど、なにせ身体の調子に引きずられて、うまく伝えられないなあと思いながら立ち話しておわった。でね、帰り道べつの場所で、またしてもばったりすれ違ったりしたのだ。これで、縁というものを感じないわけにいかないよねえ。(で、また次の次の日も出掛けた先でばったり。)
6.4
久しぶりに川尻へ行く。父母祖母、3人とも元気。よしよし。呉の栄町商店街のいつもの魚屋へ寄って行く。お買い上げは穴子、メバル、小イワシ、マグロの刺身、刺身用のサバ、半身の鯛、おまけでイカ。今日はなんだかすごいサービスだった。半年に一度ぐらいだからいつもサービスしてはくれるけど、今日のはすごかったな。今までで一番だったと思う。刺身も美味しかったし、タイは半分を鯛飯にしても贅沢なほどだった。おじさん、ありがとう。(かつて呉時代、このおじさんにいつも小イワシひとはこ買わされて、勿論安くしてくれるのだけど、その量を処理するのがつらくてかなり鍛えられたのです。)
6.5
Tが自転車をひとりで遊びに行くときにも乗っていきたいと言いだし、(今までは親と一緒なら可)ちゃんと乗れるかどうかテストしようということで3人で自転車で出掛ける。「ちゃんと見ててよー」と彼ははりきって数メートル先を走っていく。技術的には何の問題もないんだけど、道路で乗るのは学校としてはまだ一応禁止だから、すぐにOKをだすわけにいかず、テストってことにしたんだけど…どうしようかなあと思いながら見ていると…どうしちゃったのか電信柱に正面衝突。本人、ショックなのと股間が痛いのと腹立たしいのとで、顔が怒ってる。何もそんなもんにこんな時にぶつからなくても。笑うわけにもいかず、見逃すわけにもいかず。しばらくは路上教習しないとだめかね。



天ぷらと柑橘類を食べるのでした。   
2005.5.24
月曜日はしゃんしゃんとエンジンがかかる。昨日が停滞気味だったので特に。胃の調子があまり良くなくて食欲もやっぱり停滞してたけど、今日は腸がごろごろ動き出して、内臓が目覚めたってかんじだ。固く硬直していたのが、少しほぐれてきたかな。
5.25
最近、よく喋っている。めずらしく。そういう機会が多いのもあるし、口に油がのってすべりが良くなってるというか。最近の言い方で言うと「コミュニケーション力が高まっている」ってとこかな。こんなだとあとしばらくすると、貝の口になってしまう時期が来るのかなあ。
5.26
きのう、友人のベーグルや(楠木町にあるヴィレッジ・ベーグルです)で沢山ベーグル買ってきたので、今日は嬉しい朝食。ちょっとだけ厨房にお邪魔しておしゃべりしてきた。私のことをのりちゃんて呼ぶ数少ない友人のうちの一家族。結婚してからそう呼ばれるようになったので、そう呼ぶ人は実は少ないのだ。今となってはお互い忙しくてなかなかゆっくり会えないけど、もう付き合いも長いのでリラックスしてお茶を頂き、試作品までごちそうになった。厨房とか裏方に入り込んで、そうやってこそこそと話し込んだりするのって楽しい。
5.27
誘われて、玉ねぎの皮で染めをしました。オニオンスープの匂い。染めって、水と熱に付き合うからか、どこからともなく眠気がやってくる。大きな鍋をかき回していると、なんとなくとろんとしてくる。TVの音楽番組に大貫妙子が出ていたので見ていたんだけど、全然声が出ていなくて寂しかった。おしゃべりしてるときは変わらぬおーぬきさんなんだけど、あの空に広がっていくような伸びやかな歌声は聞けなかった。歳のせいかなあ。どちらかというといつまでも変わらないねえというタイプの人だけど、顔もやっぱり年齢が出ていた。なんだかムーミンの話にでてきそうな生き物みたいな顔だった。
5.28
週末キャンプです。今回、全然準備に気持ちが入らなくて、もう忘れ物ばかり。でも、大きなイベントとしてではない、思いついたらキャンプを目指す我が家には、こんなかんじでなんとかやれればOK。上関に行きましたが、いろいろ想像と違ったりしたのでした。でも海辺の海水浴場のキャンプ場は、デイキャンプの人たち数人と異国のキャンパー家族が1グループいただけで、人口密度的には満足。ゴミは沢山流れ着いていたけど、水は綺麗。たき火をしてダッチオーブンのトマト煮込みを久しぶりに食べました。本当は、地元の店(例えばJAとか路上の無人販売とか小さなスーパーなど)でその土地の物を買ってごはんにするというやり方をいつもしてるのですが、ここにはほんの小さなスーパー(といえるか?)しかなくて、手に入れられるものがすごく寂しかったのです。それでやっぱり九州キャンプ同様、天ぷらと柑橘類を食べるのでした。
5.29
漁港はあるのに、魚屋はない。このあたりの人にとって、魚は買うものではないのである。日曜日の朝市があるので行ってみる。すごいものを見てしまった。9時始まりより早くに、人々は集まってその小屋に待機していた。時間を少し過ぎた頃、漁師が数人、バケツを持って到着。あ、来たかなと思った途端、待機していた人々はバケツを取り囲み、タコやらハゲやら手づかみで自分のかごに投げ入れる。その間、1.2秒。え、何だったの今のは、と思っていると、漁師は今度はトロ箱を台の上に置く。するともう置かれる手前から、さささと手が何本も伸びてきて、あっというまにビニール袋に入った魚は奪い取られる。その間、1秒も無い。次々にトロ箱はやってくるのに、全然手に取れない。かろうじてタイが2匹入ったものをゲット。とりあえず、何が入っていても手に取らないと、と思ってもすでに終了。えー、10箱もあったかなあ?もうおわり?えへらえへらと笑って、何よーこれはと力無く笑うしかない。ルールは無用っていうか、いやこれがここのルールなのだ。びっくりしたなあ。全く買えなかった人もいれば、ひとり何袋も手にした人もいたんだよ。もうちょっとなんとかならんのかなあ。はやいもんがちしないと、魚なんか食べられないってことかね。



女の子らしいものをもらうのはすごーく久しぶり   
2005.5.16
学校の行事連絡のことで、知らない人幾人かに立て続けに電話をかける。声のトーン、話し方、耳をそばだてて、どんな人だろうかと想像しながら受け答えを待つ。同じ内容を伝えるのに、相手の反応の仕方によって、こちらの物言いも微妙に変化する。当たり前だけど、人によってかなり違う。電話の印象って視覚情報がないから、特に感覚的に訴えるものがある。気をつけなきゃ。
5.18
東京に行ってきた友人におみやげをいただく。かわいい首飾りなんだけど、なんだかとっても嬉しかった。こういう、女の子らしいものをもらうのはすごーく久しぶりというか、そんなことがあったかどうか記憶もおぼつかない。で、気持ちが華やいだのだ。食べるものとか日用品とかも嬉しいけど、ぱっと日常を忘れてしまうようなプレゼントは、効くよなあ。
5.19
Tが幼稚園の時に知り合いだった人が訪ねてきてくれて、久しぶりにお話しする。ちょっと昔のことなのに、忘れちゃってたり、懐かしかったり。記憶の鮮明さの前後関係が、あやしくなってきたなあ。話題の中心は、子供が手をはなれ始めたときに母はどうするか。専門職で起業家になるか、疲れたパートおばちゃんになるか、ランチを貪る趣味人となるか。選択肢はそれだけじゃないはずだ、という話。
5.20
きょうは家庭訪問。上がらないって言ってたから、腰かけるとこに座布団しいておこうか、きょうは暑いし冷たいお茶かな、聞いておくべきことはえーと、と落ち着かない。Tは途中まで先生を迎えに行っている。こういうことは予定時刻には大概遅れるんだけど、程度がつかめないので玄関から何度も出たり入ったりしていた。結果、たいした話はないんだけどね。
5.21
沢山おしゃべりしてきました。ゆっくりお話しするのは初めての人だったのですが、こちらの話を聞いて貰えているという安心感と、どんな言葉が返ってくるかなという好奇心と、言葉を繋いでいくタイミングなんかのバランスがよかったので、本当に限りなく話が続いていくようでした。動きとしては、お茶して、お店を2件覗いたんだけど、なんだか話をすることがそのとき時間の中心を流れていたので、物欲が後退してました。こういうのが、かけがえのないお金では買えないものだものね。
5.22
久しぶりに肉まんをつくりました。きょうの皮はちょっとふくらみすぎ。弾力にかけていまひとつ。半年に一回くらいの頻度じゃ安定しないよな。それでも、食べてくれた人たちは(Tの友だちの親子)ぱくぱくおかわりしてくれました。発酵にはいい季節だから、またつくろーっと。
5.23
雨降りの日曜日。予定していたことも取りやめて、なんとなくぼんやりの一日。働いてはいけない日曜日という存在が子供の頃は不可思議だったけど、今はなんとなくわかるね。

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