「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢」

タイトルとサブタイトルをちゃんと読んでなかったせいで、がっかりの気分。ルソーの作品は、一部屋だけ。全部で20点あったかどうか。同じ時代に素朴派としてルソーと共にクローズアップされた作家のものはまあいいとして、日本近代美術家から現代作家の、ルソーからの影響を軸に構成された作品群は、もう流してしまった。並んでいるものが問題だったわけではなく、ルソーを見られて嬉しいという期待が見事にはずれてしまったせいだ。でも、ルソー像をかたちづくるためには、この作品点数では少なすぎると思うし、影響を受けた作家たちというのも、ちょっとどうかなっていう人もいるし、ちょっと無理矢理ってかんじもあったし。企画としては中途半端じゃないだろうか。
これを開催していたのは、島根県立美術館。ちょうどこの日は、宍道湖畔のスケッチ・デー。鉛筆からパステル、クレヨン、絵の具、筆にパレットに画板にと、お絵かきに必要ないろいろな画材を貸してくれ、参加は無料、時間も自由。紙もいろいろもらって、3人でスケッチタイム。ここはいつも風がびゅんびゅん吹いているのに、本日は晴天で穏やかな日より。美しい湖畔の風景を堪能しました。これはとっても良い企画。(誰がどの絵?)

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