3−4

居ても立ってもいられずに、、、、
広島スタジアムまで広島×ジェフ戦を見に行ってきました。
勝てない日々が続き、監督も交代した中でのジェフ戦。怖いような見たいような、、、、感じだったけど、やっぱり行ってしまった。
今日は出場機会がなかった若手を中心に使うというので。

GK 佐藤
DF 西河→盛田 槙野 八田
MF 李 高柳 ベット 中里 森崎浩司
FW ウェズレイ→上野 佐藤→桑田

八田と盛田、浩司はよかった。
前半に4点取られて、後半に3点取るという顛末。審判も誤審や迷いも多く、妙な試合だった。
全員が自信を持ってプレーできるまでには、至ってないけど、後半はまずまずの展開だった。単に攻めてこなかっただけだけど。
雨降ってたので入場者2700人。お客さん少ないので、選手に指示を出すおっさんや、しつこく野次るおっさんの声がすごくよく通ってて、ギスギスした感じだったけど、小さなスタジアムだと、他人事とは思えないのがフシギ。

広島は去年よりも確実に戦力はアップしているのに弱くなっている。これだから団体の球技は面白い。
全員があうんの呼吸で動き、球を動かさないと成立しないゲームなので、落ち込むと、とことんまで落ちてしまうところが怖いところ。

オシムのコメント、、、
「逆転されればよかった」

望月監督のコメント、、、
「ジェフは4点リードしているということで、プレーをやめてしまった。一方、我々はプレーし続けた。ただ、少し自分たちが一生懸命やったからといって、勝てるというものではない。最終的には、妥当な結果になってしまった」

そういえば、後半、敵がボールを持ったとき、プレスに行かず、打たせて取るという形をしてた。それを少年サッカーのコーチ風のおじさん達がチェイシングするように怒鳴っていたけど、監督の指示だったようだ。
あんまりおっさんたちが怒鳴るので、桑田や浩司など前線の選手は、形だけプレスに行ってたけど。
前半は確かにウェズレイや寿人は孤立し、逆に中盤を荒らされていた感じだった。先ずは守備を安定させるということがテーマだからしかたがない。

浩司の談話

情況の囚人 1971年”スタンフォード監獄実験”とは

スタンフォード

情況の囚人 1971年”スタンフォード監獄実験”とは

1971年に、アメリカ海軍は、刑務所での問題解決のための実験を行った。
詳しくは上記の記事を読んでもらったらいいのだが、、、

うっすらと感じていた事が、実験で明らかになりすぎてぞっとした。
小、中学校では坊主頭で野球をやっていたんですが、いわゆるスパルタっぽい手法だったので、チームの一人が何かしでかすと、連帯責任として、みんなビンタや、ケツバット、脚にバットを挟んで正座、、、、など、結構たいへんな野球生活を送ってきた。
当時はどこもそんな感じでやってたと思う。
その当時不思議だったのは、1年のころ先輩に虐められたのに、上級生になると後輩を虐めること。子ども心に、なんでかな〜と思っていた。
大人社会でも似たようなことはいっぱいあるけど。

抑圧されて行動するのが嫌いなので、野球は中学校でやめて、その後は建築一筋だった。
受験勉強も、通過儀礼の為だけに成果の無い勉強するのがいやで、高専→大学編入。

そんな感じで、自由な思考と、自由な行動を求めてこれまでやってきたわけですが、そのスタンフォードの実験は、まさに僕が嫌いなシステムとは何かを探る実験だったみたい。
結局、人間は、単体で生存しているわけではなく、共通の文化や風俗を持つ社会単位で活動している。
そうした社会の一つとして僕たちが生きてゆくのは当然のことで、そこで義務や権利が発生し、一緒に力を合わせることで、高い成果を獲得することは、とてもすばらしいこと。

しかし、閉鎖的なコミュニティの中で、自由を奪い、思考や行動を制限することで、貧弱な社会が現実に誕生している。
誰かが悪い訳じゃないし、悪い人がいる訳じゃない。
あるスイッチが入ると、その小さな集団は暴走するのだろう。
アーサーケストラーは、「ホロン革命」の中で、人間の脳は、新しい部分である新皮質が急速に膨張しすぎたため、古い脳(は虫類時代)の脳との連携が時として遮断されることがあるという。
通常は理性でコントロールしているけど、ある状況下になると、古い脳が、新しい脳による理性のコントロールを外れ、暴走するということみたい。

僕たちが、安らかで幸せな生活を送るためには、新しい脳と、古い脳のコミュニケーションを遮断することないようにすることだろう。音楽や建築、美術などアートなどに要求される役割は、そんなところにあるのだろう。
お笑いもそうだろうな。極限的な社会情勢にあったなかで、トルストイや魯迅などの存在は大きいと思う。

建築は、空間で人の心を幸せにするのが役割だが、空間は、日常常に包まれているものだから、ファインアートと違って、潜在的に心に作用するもの。
だから、表現は抑えつつ、明るさと自由と未来への希望を感じさせるものとしたいと思っている。

大根おろしの結果

大根おろしが到着したので、今日は筍や山菜を天ぷらにして、大根おろしと一緒に食べてみた。
ざくざくと削れた大根おろしはすごく美味しかったですよ。シャーベットに近い感じに削ってる感じだから、水分もあまりでないので、大根をそのまま食べてる感じ。
倉敷の森川雅光さんの作品です。

原爆資料館など国重文へ指定

原爆資料館など国重文へ指定

広島の原爆資料館と世界平和大聖堂が重要文化財になるという。
どちらも作家が亡くなった上に、建設当時の関係者も次第に少なくなってゆくだけに素直に嬉しい。時期的にも適切な判断だったと思います。
大規模な木造にくらべて、コンクリートによる建物は耐久性は著しく低いですから、保存や維持を進めて行く上でも、重文指定はよかった。

この二つの建物は、まるっきり違う二人の建築家による建物で、非常に因縁深い関係にあるので、同時に、、、というのも良かった。先日行った倉敷も、丹下さんの元市庁舎が美術館になっていて、その道路の向かい側は浦辺さんの建物群が建ち並んでいる。
戦後の建築の二大潮流が同時に味わえるというのも、実はなかなか難しいことなんですよ。

できることなら、村野さんの世界平和大聖堂は、なんとしてでも残し続ける努力をして欲しいし、丹下さんの原爆資料館は、時期が来れば全く同じ形で作り替えて欲しい。伊勢神宮の式年造営みたいに。