クレー美術館/ベルン

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クレー美術館がもうすぐできるそうです。
財団と遺族のコレクション4000点が一堂に展示されるそうです。
設計はレンゾ・ピアノ。相性抜群ですね。

ジャッドは、世界中の公共美術館に大作を点在させるよりも、作家の出生地(又はゆかりのある町)にまとめて美術館をつくるべきだと言っていましたが同感です。
スイスに非常に行きたくなりました。

クレー美術館

うれしの

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某雑誌で嬉野温泉の特集をしていたので、北九州から目的地に行く途中、寄ってみました。
古い温泉地で、侘び寂びにかなり近づいている印象がありました。
ここで温泉豆腐(美味しんぼで紹介されたらしい)を食べて、古い旅館の温泉に浸かって、吉村順三の「大正屋」をちょっと覗いてみました。

大正屋は、連休中であるし、端午の節句が近いこともあって、非常に人が多かったけど、端正な吉村建築を堪能できました。

いのちのたび博物館

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大型連休に九州に行って来ました。
仕事で九州に行く用事もあったので、それに便乗してその周辺を廻ってきました。
先ず立ち寄ったのが北九州。

「いのちのたび」と聞いて、施設の名前と思う人は少ないと思います。
正式名称:北九州自然史・歴史博物館は、「いのちのたび博物館」というのが通称?とされています。
どこにでもありがちな、自然史、歴史、考古博物館を一体として再構築した、かなり興味深い博物館です。文部大臣だった有馬さんがトップになって企画したようです。

展示物と空間の融合が非常にうまく計画されています。
生命の進化と、その合理性が、空間体験の中から感じ取れるように計画されています。
大きな歴史の流れと、詳細の情報。このバランスも、うまく整理されています。
初期投資にお金かけすぎて、リニューアルはどうか?と思いましたが、きちんとお金かけて整備しているので、一度見ただけでは厭きないですね。
これで二度目ですが、年に一回は行ってもいいと思えます。

建築は、若干表現過剰ですが、力が入っているいい建物です。

隣にスペースワールドがあるので、セットで来る人も多いと思いますが、遊園地よりも貝や骨や剥製のほうが圧倒的に勝っています。

いのちのたび博物館

fukyo

近藤等則の新しいCDが出る。
fukyo(風狂)というタイトル。
記憶がKi-Okuだったことを考えれば、fu-kyoとなるべきだったのだが、何故かfukyo。
親父ギャグ好きの近藤さんのことだから、不況と引っ掛けたんだろう。
AmazonやHMVで予約を受け付けているが、何故かAmazonがかなり安い。

近藤等則の近況は、こちらでリアルタイムに知ることが出来る。
KondoManiacs
ここのインタビューがお奨め。
近藤さんの核心をつく様々な語録が非常に興味深い。
例えば、、、
吸うことに意識するんじゃなくて、吐くことに意識する。そうすると、吸うのは無意識に自然に入ってくる。これが大事なんだ。
単なるラッパ吹きの呼吸法の話じゃない。意識と無意識の行動原理の本質をうまく表現している。

最近は、黒田征太郎のピカドンという映画に協力し、各地で一緒にライブペインティングを行っている。映画の舞台の一つである広島では、昨年のフラワーフェスティバルで上演された。

近藤さんは、僕の母の祖先とは違う海賊の集落の出身。なんだか他人とは思えないところがある。
「坂の上の雲」の秋山兄弟の二人と並べても遜色ない人だと思う。
現実的な局面における合理性と、抽象的な本質を掴む能力に非常に長けていながら、行動はかなり破綻している宮本武蔵的なところもある。