アギーレ監督

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日本代表の監督が来日し、契約を交わしたようです。
メキシコ育ちですが、移民であるバスク人の両親に育てられていますので、精神風土としてはバスク人と考えたほうがいいでしょう。
日本にゆかりのあるバスク人のハビエルさんは、ザビエルで知られるイエズス会のハビエルさんにつぐ二人目か。
アギーレ監督が選手や監督を務めたCAオサスナのあるバスク地方のパンプローナは、まさにフランシスコ・ザビエルの出生地であるザビエル城の近くですし、マドリッドのアトレチコはマドリッド在住のバスク人チーム。
バスク人の情熱的で真っ直ぐな気質は日本と合うのではないでしょうか。
イエズス会は、傷痍軍人が始めた軍隊式の布教団体だったらしく、非常に規律が厳しかったようですが、ハビエル・アギーレも極めて厳しい規律で絞め上げることになると思います。

4-3-3を基本にするようですので、日本では南アフリカW杯の時の布陣に近くなるのかもしれません。
しっかり守って速くてコレクティブなカウンターというイメージなのかもしれませんが、アジアでは固めるばかりで攻めてこない国も多いので、W杯向けと、アジアでの戦いを同じ布陣で戦うのか?という点も興味はあります。

今回のW杯

様々なサプライズがあった今回のW杯でした。
前回王者を含む世界4大リーグのうちの3ヶ国がリーグ敗退。
ベスト4は常連組となりましたが、トーナメントで負けた国の善戦。
開催国が主力一人が負傷すると、驚くほど激しく敗退。
欠点のないドイツ、守備が堅いアルゼンチンが最後争うが、順当にドイツが優勝を飾るという流れ。

得点が多く入った大会でしたが、キーパーの活躍も目立ちました。
華麗なるパスサッカーが時代の主流と日本は考えていましたが、世界はその先に行ってた。
激しく強く固い守備と早い攻撃。それに加えたパスサッカーがこれからの主流になるということでしょう。
優勝できなかったドイツでしたが、FCバルサの監督だったペップがバイエルンの監督になったことで、一つ新しい武器を手に入れ、今回の栄冠につながったということでしょう。
昨年からのバルサの不調と、バイエルンの好調さが、この大会にはっきりと反映されたと思いますがいかがでしょうか?
日本代表は、守備を諦めて、パスサッカー一本で大会に望みましたが、チーム自体が先に崩れてサッカーどころじゃない感じで敗退しましたが、もし万全の体制で望んだとしても、どこまで太刀打ち出来たか疑問でした。

明日からJリーグ。
広島も前監督の時代は、3失点しても5得点すればいいというサッカーでしたが、現監督に変わって守備の堅さと早い攻撃を身につけました。
Jリーグをより激しく魅力あるものにすることが、最大の強化だというのは改めて思います。
海外でプレーしていても、出場機会やコンディション、連携の面で果たしてあてに出来るのか?
やはり国内の選手がベースをつくらないと同じ事の繰り返しだと思います。
4年間の新しい期待と課題を感じた決勝戦でした。

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現実と向き合う辛さ

2014年W杯。
あの2008年のように辛い思い出となるとは思っても見なかった人は多いと思います。
目の前にあるのは辛いけど現実。
自分たちが思っている以上に世界は広く、世界の頂点は高かった。

途中悪い予感が数多がよぎることは何度もあったと思います。
攻守のバランスの悪さ。
試合に流れを作ることができない一本調子の攻撃偏重。
軽い複数失点。
現実を前提としない過剰な自信。

アメリカと戦争した山本五十六の戦いっぷりを思いおこさせるような軽くてナイーブな日本が出てしまった3試合だったと思います。
選手や監督、スタッフ、協会だけでなく、評論家やメディア、ファン・サポーターも含めて一色に染まった楽観主義の悲劇から立ち直ることができるのか?
もちろん継続すべきことも多い。
全力が発揮できていれば結果は違う事になったのかもしれない。
しかし、選手の個の能力は上げることは出来ても、重要な場面でそれを発揮させることの出来ない総合的な力をつけることは簡単ではないだろう。
少なくとも今はその方法が思いつかない。

激しい競争を繰り広げている世界の舞台で輝くために。
もちろんひとつの球技だけでなく、様々な分野で勝ち抜くための覚悟が日本に突きつけられたと思っています。

Jリーグアウォーズ

昨日、2013年のJリーグを締めくくるJリーグアウォーズがありました。
感じたこと・・・

1.会場で一番美人だったのはミキッチの奥さんだった
 横顔がチラリ

2.ほとんどが最終節前に選定した優秀選手、ベストイレブンの人選をはじめとして、横浜が優勝を逃した脱力感みたいな雰囲気が、、、
 横浜シニアのがんばりと、若手の台頭が顕著

3.広島の優勝の理由はやはり団結力。横浜が優勝逃したのも団結力の欠如か?
 優勝を逃した俊輔の孤独な涙は、ドイツW杯の中田の孤独な涙に通じるものを感じたが。仲間と喜びを分かち合うよりも、悲しみを分かち合うほうが難しい。

4.広島のフェアプレーは、別に褒められたくてやってるのではなく、それが勝利につながるから。
 今季の広島のアクチュアルタイムは同じくトップだった昨年よりも30秒増えて、平均よりも5分長く、最も短い横浜よりも7分長い。つまり、広島は5分のアディショナルタイムを自分たちのために使ってるということ。反則も蹴りだすクリアもないクリーンなプレーは、攻撃のタイミングや時間をつくるために自ら利用している。
クリーンで強いのではなく、クリーンは強い。これはペトロビッチのこだわりでもあったし、マツダ時代からの伝統でもあった(ようだ)。

5.寿人の舎弟は工藤だけではなかった。
 柿谷も寿人の舎弟か?

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