ホキ美術館展ともののけミュージアム

文化の日だったので、どこか美術館に行こう・・・ということで三次に行ってきました。

奥田美術館ではホキ美術館展。
写実絵画ばかりを見てると、いつもの美術を観るのとは違う意識になってきましたが、興味深い作品がいくつもあって面白かったです。写真の出現が絵画の意味を変えたと思いますが、同時に絵を描くプロセスや絵を描く時間の感覚をも変えてしまったように思います。
ピアノ曲は人間が演奏するという前提で作曲されているため、人間の指の数や大きさ、指を操る器用さの制限があります。もしも人間が演奏しないという前提のピアノ曲をつくるなら、これまでできなかった曲が作れると思うし、すでに打ち込んで作曲する世界ではそうなっているのかもしれません。
空間では、体験する人ともに時間は流れていきます。それを数百分の1秒という単位で記録した二次元画像も、また空間として絵を描く対象となっています。時間軸を取り払った空間を描くことが、果たして永遠の時を描くことになるのでしょうか。

もののけミュージアムでは、「いざ!鬼退治 酒呑童子のものがたり」。酒呑童子の鬼退治に関する企画でした。
ここの博物館は、湯本豪一さんのコレクションをもとに作られたもので、とてもいい内容でした。

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