変わらない 変われない

昨日のクロアチア戦。
勝って欲しかったけど、負けなくてホッとしたという試合だった。
負けてたらブラジル戦は消化試合だけど、引き分けたおかげで、ブラジルに2点差で勝つという奇跡を祈るチャンスを与えられたということ。
試合が終わるまで、何が起こるかわからないというのが勝負事の面白さだけど、サッカーは特にその要素が強い。
衰弱も激しいし、調整期間も短いので、次やれることと言えば、個人が持てる力を出し切れるかどうかと言うこと。
宮本が出れないので、これまで変わらなかったことを変えるチャンスだけど、果たして変えてくるのか?
4バックで戦うことが最善だったはずなのに、宮本が苦手だからと言う理由でそれを拒んできた。
宮本のかわりに坪井を入れて4バックにするだろうけど、左の守備の穴を中田コで埋めれば完全なのだが、そこは変わらないだろう。

しかし、アジア予選でやったことをW杯でも同じようにやるっていうことは、メンバーが替わらないので当然と言えば当然だけど、いきなり奇跡が連発して起きるというほど世の中甘くないという事か。
次も奇跡は起きないだろう。
全力を出し切ることで、ブラジルに2点差で勝つ。
今ひとつ調子が上がらないブラジルがメンバーを落としてくるし、日本のテレビ局のマネーの力がブラジルには及ばなくて夜間の試合になることもプラスに働く。
ブラジルに失点させるということは非常にハードル高いけど、体調不良の俊輔に替わって遠藤にFKを蹴らせるというのもあっていいし、早い時間帯からの大黒の裏への飛び出しや、巻の高さやゴールへの執念にかけてもいいのではないか?
メンバーに選ばれて当然と言っているFWが軒並みゴール前のチャンスでパスをして勝機を潰しているし。

22日は、チェコ×イタリア、日本×ブラジル、クロアチア×オーストラリアという崖っぷち3試合があるので、白熱した日になりそうです。

ジーコは覚醒するのか?

風邪なのか、もう2週間も微熱が続いているので、月曜日の夜はビタミンCと共にテレビの前に陣取ることになった。
あれから4年、楽しみにしてきたはずなのに、何故か醒めて観ている自分がいた。

その後、あれは何だったのかを思いめぐらせたり、ビデオを巻き戻して10分間の悲劇をもう一度観たり、わずかな選手達の言葉を探したり、、、あの一瞬を確かな現実であることを再確認しようとしていた。
一言で言うと、勝負に負けたということなんだが、これまでの4年間の様々な行動が、その10分間に凝縮されているわけで、なんとか一つのストーリーとしておきたいということ。

これから修正できることと、できないことがある。
最も問題だった、「指揮官がいなくてキャプテンが二人いる」という組織を放置するかどうかと言うことは修正できる。

小野を入れたとき、ジーコは中盤を補強したかったが、中澤は守備より点を決めてくれと前線に送り出したという。
中田と小野が揃って前に行った跡に生じた穴は、選手同士の話し合いの結果であるから仕方がないと言って片付けていいものか?
又、1-1となったとき、勝ち点1を確実にするのか、それともリスクをかけて勝ち点3取りに行くのかという判断を、ジーコは下していない。結果、逆転。
そこではじめて4バックにして大黒投入という点を取る意志を表明したけど、更に逆襲を食らっただけで終わった。

グループで仕事や活動をしたことがある人ならわかると思うが、個々のメンバーの力を最大限発揮させるには、それぞれの自己責任能力を上げ同時に自由を与えることは非常に有効であるが、グループの方向性を、みんなのディスカッションでは決まらない。納得できる基本的な方向性があった上で、細部を話し合って決めるというのならわかるが。

クロアチア戦に向けて、当然修正点もあるから、それは修正できると思う。
しかし、再び想定外の事が起こったとき、攻撃(中田)と守備(宮本)では又違う判断をするだろう。
ジーコが指揮官として、適切な人員投入と、ここぞという場面でタクトを振って指揮すること。この二点ができれば、クロアチアはおろか、ブラジルを本気にさせるゲームができると思う。
みんなが別の方向を見たり、パニックに陥るよりも、多少ピントがずれても同じイメージを共有して行動する方が確実に確かな結果につながるから。
ジーコがどうしても相変わらないなら、トルシエを捨てたように、選手達で意志決定システムを作るしかない。

初戦負けたチームで決勝トーナメントに進んだチームは2大会で1チーム(2002年にアルゼンチンに初戦で負けたトルコ:結果3位)だけという。
しかし、日本かクロアチアのどちらかが決勝に進むと思う。
自らスタート地点を大きく下げてしまった状況だけど、背水の陣で戦いきれば、活路は開けてくると思う。

布陣としては、ミドルが打てる小笠原を入れる(つまり4バック)といいだろう。中田コを入れれば完璧だと思う。

震度4

今朝はよく揺れました。
明け方にあれだけゆれた地震で目が覚めたのは、阪神大震災のとき以来かも知れません。
揺れは5年前の芸予地震以来の規模です。
阪神大震災は満月の明け方
芸予地震は満月の夕方
今回は満月の明け方でした。
ちなみに関東大震災は満月の夕方です。

月と太陽が地球を引っ張る潮汐力が、地震の発生にどれだけの影響を与えているかは科学的には未知数ですが、毎日おこる満潮と干潮で地球は1m伸び縮みするだけの力で引っ張られているようです。
植物や動物の出産等にも満月の満潮時の潮汐力は利用されています。
巨大地震が近づいている日本では、満月の明け方夕方、新月の正午真夜中は、要注意の時間帯だと思います。

満月
 太陽 地球 月
 ◎ ← ● → ○

新月
 太陽 月 地球
 ◎ ← ○ ← ●

半月
 ◎ 太陽
 ↑
 ●→○
地球 月
 

六本木ヒルズで地上45メートルの田植えイベント

六本木ヒルズで地上45メートルの田植えイベント

江戸城でも六本木ヒルズでも小学校の授業でも、田植えイベントはこの先やり続けるでしょうね。
たとえ宇宙空間に住むようになっても。
元々人工の沼地をつくることで稲作は東アジアのモンスーン地帯に普及しました。
稲作は梅雨と深い関係にあります。
韓国の古い書物では、、、梅雨が朝鮮半島までこないことがあるので、水田で稲を作るのではなく、麦のように米を直接地面に撒いて米を作っていたそうです。その代わり、草との戦いが非常に大変だったとか。
梅雨のおかげで僕たちは水田がつくれているし、水田のおかげで生産効率のいい稲作ができているようです。
米が作れる環境は、世界でも非常に限られているわけです。

そうした、人間技術と自然環境のコラボレーションが、これまでの繁栄を実現してきました。
米を聖なるものとして扱うのも、そうした感謝の表れでしょう。
しかし、ビルの屋上で、シャレで作るのではなく、安全で美味しい米が作れるようになると面白いと思うのですが。
高いところだと、虫が来ないので、殺虫剤もいらないと思うし、雑草の種も飛んでこないので除草剤もいらないと思います。雨水を溜めれば水はなんとかなるかな。