「広島県人は日本一、ビールとコーヒーが好き」らしい

がんす通信が、都道府県庁所在市別ランキング(平成15〜17年平均)から広島市関係をピックアップしています。

なるほどというものもあれば、びっくりというものもあり。

広島市がNo1のものは、、、

牡蠣:昔は普通に出回るような食材ではなくて、船に牡蠣料理店を載せて、販売促進したようですが、、、いつのまにかお茶の間に定着しましたね。松茸もそうですね。高度成長期に珍味が高級食材に変貌するという日本の食文化の変化があったということでしょう。

珈琲:へー。広島では珈琲に何もいれず飲んでると、好奇の目で見られます。甘い味付けが好きな土地柄なのでしょうか。

ビール:これもへー。です。焼酎やウイスキーを水割りにする人が多いので、アルコール濃度が高いお酒は好きじゃないのかなとは思っていました。ビールはアルコール度数に比べて割高(税金が)なので、このような結果になったのでしょうか。
お酒の支出の合計では、なんとあの高知を上回るという全国3位ですから、弱いビールをよっぽど沢山飲んでるということでしょうね。

茶碗・皿・鉢:これもへーです。広島は家庭の消費が非常に高い町らしく、瀬戸内沿岸では神戸を超えてNo1らしいです。なかなか壊れるものではない器を買い増すというのは、お買い物好きということなのでしょうか。

こうした統計は、固定された場所に住む日常の生活感覚とのギャップが面白いですね。

海の神々展@九州国立博物館

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太宰府にできた九州国立博物館が一周年記念の企画展として「海の神々展」をやっていたのでのぞいてみました。
非常に大きなスケールの建物が、谷間に鎮座しているという感じですが、表に回ってびっくり。建物に顔がついていました。
生命のスケール感覚をオーバーしたハードな空間と、キッチュな亀の顔が複雑な気分。
そのまま博物館にはいると、場末の観光地というか、物産展の雰囲気でした。
ハードなものをなんとかソフトにしようというのか、それはそれで異空間という感じ。太宰府政庁→太宰府天満宮→博物館というルートを大型バスで乗り付けるのだったら、気分は盛り上がったかもしれない。

企画展は非常に興味深いものでした。
住吉、宗像など北九州ゆかりの神社や、その流れの厳島神社、同じく百済系の大山祇神社などから、貴重な国宝クラスのものからレプリカまで、あまり脈絡無く展示されていましたが、なかなか一堂に会することのないものばかりなので、面白かったですね。
海洋神として祀られている人のルーツの多くは百済地方のようでしたが、八幡神は新羅系ではないかと思うのですが、そのあたりは興味あるところです。

香椎@福岡

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ちょっとした仕事で福岡に行ったので、香椎に行ってきました。
共同住宅が建ち並ぶ地域の中に、磯崎新がプロデュースした建築群がすっきりと建っていました。
丁度大学を卒業する前後あたりの時期に建ったと思います。
バブルが終わり、ながい不況社会が始まるあたりでした。
それなりに生活感もあり、きちんと住みこなされている部分もあり。時代を超えて残ってゆくだけの魅力を持っていました。
コールハース棟の外壁の石垣風コンクリートは、微妙に感情をくすぐるものがありました。
その後の活動を見ると、非常にいい人選だったと思います。

広島新野球場

中国新聞地域ニュース 新球場は躍動するコイを表現
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岩国の防衛施設庁がらみのいざこざに巻き込まれて妙な展開になった野球場のコンペが、再度仕切り直しになって、最終案が選ばれたようです。
最優秀案は、仙田満さんの事務所。かなり意外な結果でした。
新幹線から野球場が見えるというアイデアは、最初はええええと思いましたが、半日考えてみると、それはそれで面白いなと。
試合中に新幹線で通り過ぎる南側の窓際の人だけでなく、試合がない昼間に通り過ぎる人にも、何らかのメッセージを伝えることができると思います。
どこかでそんな風景を見たなと思ったら、名古屋。
新幹線から瑞穂競技場の照明が見えたような記憶があります。
名古屋工業大学に勤めていた仙田さんが、新幹線から競技場を見ていた印象が、今回の案の背景にあるのではないかと勝手に深読みしてしまったのですがいかがでしょう?