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レビュー : カテゴリ ( サイエンスの本 )

バックミンスターフラー関連 (3)

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生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

Category:サイエンスの本 - Product:新書 - 2008/07/17 Thursday 10:57:10 - 林健次郎 - Clicks:1084
生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

  (講談社) 
本と言う雑誌に連載されたエッセイをまとめたものなので、一冊を通して何かを語ると言うよりも、大きなテーマをもとに、いくつかの話をまとめたというものです。
野口英世のこと、DNAのらせん構造の発見と論文盗み見事件のことなど、その世界にいる人ならではの臨場感あふれるエッセイになっています。
生命と無生物のあいだをつきつめていくと、生命とは何かというものが見えてきます。
生命は物質を組み合わせただけでは成立しません。そこに時間という要素がどうしても必要になるようです。



創発―蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク

Category:サイエンスの本 - Product:単行本 - 2007/07/15 Sunday 09:32:44 - 林健次郎 - Clicks:1021
創発―蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク

Steven Johnson, 山形 浩生  (ソフトバンククリエイティブ) 
蟻の群れは、女王アリや働き蟻というピラミッド状の役割はあるが、指揮系統がピラミッド状になっているわけではない。特定の個体が指揮をするということすらされていないようです。
まるで一つの生命体のように動く小魚の群れもそう。瞬時に体の向きを同時に変えるけど、「誰か」が命令しているわけではないようです。
こうした、個体が集合してできた集団。これがあたかも一つの意思を持って行動するような状況は実は珍しくないです。僕たち人体もそう。僕という個体は脳が指揮している。しかし脳は誰が指揮しているのか?ということの回答は出ていない。
人間が集まって誰の指揮下にもない群衆となったときもそうです。

現時点での僕たちのサイエンスのレベルでは、指揮者がいない集団が一つの行動をとるときは、たまたまそうなっただけ。ということになってしまう。
しかし人類が誕生するはるか以前から存在する生命の群れの行動を見ていくと、そこに何らかの「意思」のようなものを感じてしまわざるを得ない。
この本は、そうした現象を「Emergence=創発」と名付けて、さまざまな事例や日常的な現象について述べている。

僕が気になるのは、単体の建築と、町並み(又は町、都市)の関係。
単体の建築は、明確な意思決定に基づいてつくられていく。町並みは、そうした単体の建築によって構成されるが、必ずしも統一された意思は存在しない。町も都市もそう。
しかし、町並みや町や都市には、目に見えない意思又は作為が存在しているとしか思えないこともある。

イビチャ・オシムの戦術も創発だろう。
多用途に活用できる選手を育成し、瞬間瞬間に最適解となるように自律的に変化できる集合体をつくろうとしている。おそらく、21世紀の隠しテーマが、こうした集合/協調といったところだろう。

まさにインターネットを使ったネットワーク社会もそう。
この本は結論までは出ていないけど、今後の社会の根底をつくる集合体の行動のあり方をイメージさせるという意味では非常に興味深い本だとおもいます。

翻訳は山形浩生

ウイルス進化論―ダーウィン進化論を超えて (ハヤカワ文庫NF)

Category:サイエンスの本 - Product:文庫 - 2007/04/11 Wednesday 21:49:17 - 林健次郎 - Clicks:1005
ウイルス進化論―ダーウィン進化論を超えて (ハヤカワ文庫NF)

  (早川書房) 
最初に書かれてから20年近く経っています。
タイトルの通り、ダーウィン進化論を覆す進化論で、進化にウイルスが重要な役割を担っていたという本です。
バイオテクノロジーなど、人工的に遺伝子を操作する場合、ウイルスを運び屋として遺伝子情報をコピーしたり、移動したりします。
それが自然界でも行われていて、種としての進化の原動力になっているのではないかという話。
ダーウィンのランダムに突然変異が起こって適応した一部だけが生き残るというのはあり得ないので、やはりこうした遺伝子情報を運ぶという理論は非常に腑に落ちます。
ただ、これでもまだ説明できないこともあります。
恐らく僕たちが成長し続ける限り、こうした進化の秘密に迫る努力をし続けるのでしょう。

面白いのは、ダーウィン進化論に対して徹底的に拒絶した欧米のキリスト教社会に比べて、日本はかなりスムーズに普及したといいます。輪廻転生の仏教文化ですし、ニホンザルも住んでいるので、猿が人類に進化したと言っても、何の違和感も無かったのでしょう。


地球の庭を耕すと―植物と話す12か月

Category:サイエンスの本 - Product:単行本 - 2006/08/04 Friday 14:04:12 - 林健次郎 - Clicks:867
地球の庭を耕すと―植物と話す12か月

Jim Nollman, 星川 淳  (工作舎) 
植物を中心としたユニークな本です。星川淳翻訳

ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書)

Category:サイエンスの本 - Product:新書 - 2006/08/04 Friday 13:57:06 - 林健次郎 - Clicks:1152
ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書)

本川 達雄  (中央公論社) 
体の大きさが違うということは、何が違うのか?
かなり重要なことですが、当然学校では習いません。
時間の感覚が違うということを中心に具体的に論述しています。


水の惑星―地球と水の精霊たちへの讃歌

Category:サイエンスの本 - Product:大型本 - 2006/06/26 Monday 00:29:09 - ken - Clicks:827
水の惑星―地球と水の精霊たちへの讃歌

Lyall Watson, Jerry Derbyshire, 内田 美恵  (河出書房新社) 
水という不思議な物質を解き明かすことで、この地球と生命の謎と尊さを深く感じることになるだろう。ワトソンの本の中で好きな本のうちの一つ。

クリティカル・パス―人類の生存戦略と未来への選択

Category:サイエンスの本 (バックミンスターフラー関連) - Product:単行本 - 2006/06/26 Monday 00:23:52 - ken - Clicks:883
クリティカル・パス―人類の生存戦略と未来への選択

R.Buckminster Fuller, 梶川 泰司  (白揚社) 
厚い本です。読む時間が欲しいです。厚い本です。読む時間が欲しいです。

バックミンスター・フラーの宇宙学校

Category:サイエンスの本 (バックミンスターフラー関連) - Product:単行本 - 2006/06/26 Monday 00:23:12 - ken - Clicks:928
バックミンスター・フラーの宇宙学校

  (めるくまーる) 
人間は非常にオールマイティーでグローバルな生き物である。しかし組織や社会は人間を一つのパーツとして効率運用しようとする。フラーは、僕たちが広くおおらかで、グローバルな生き方ができるよう様々なお話をしてくれる。眠っていた脳みそが覚める小話ばかり。直接話を聞いてみたかった人物。

宇宙船地球号操縦マニュアル (ちくま学芸文庫)

Category:サイエンスの本 (バックミンスターフラー関連) - Product:文庫 - 2006/06/26 Monday 00:22:28 - ken - Clicks:902
宇宙船地球号操縦マニュアル (ちくま学芸文庫)

Richard Buckminster Fuller, 芹沢 高志  (筑摩書房) 
「宇宙船地球号」ってこの地球のニックネームでも、地球の別名でもなんでもない。我々が生きてゆくためのコンセプト(基本概念)だ!その視点を与えてくれたフラーに感謝!

考える脳 考えるコンピューター

Category:サイエンスの本 - Product:単行本 - 2006/06/26 Monday 00:14:57 - ken - Clicks:802
考える脳 考えるコンピューター

伊藤 文英  (ランダムハウス講談社) 
脳に関する本は、よく見かけるが、この本はちょっと違う。かのPalmを開発し、その後ハンドスプリング社もつくったジェフ・ホーキンスによる本なのだ。Palmは、今でこそ古き良き道具となりつつあるが(もちろん僕は愛用中)、Palmが巻き起こした旋風の理由、僕が手放せない理由は、脳とダイレクトに繋がる感じ。なのである。MacもWindowsも一手間も二手間も多すぎて、ダイレクトに繋がっている感じが一切無い。そのダイレクト感を生み出したジェフによる脳の本。というかジェフは脳の研究が実は本職。さあ読もう。これが再び僕たちを新しい世界に導いてくれると思うよ。

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