広島の防災情報

広島は、瀬戸内海に面する温暖な地方に位置しているため、自然災害に対する警戒は比較的ゆるやかな環境にあると言えます。しかし、どこにでも課題や弱点はあります。

広島の自然災害に対する要注意ポイント

広島は、水と地震。10年に1度の巨大台風が要注意です。
水や土砂災害は、その土地に立ってみるだけでなく、地図や航空写真等で周辺の地形もチェックしておくといいでしょう。
地震に関しては、建築の寿命を50年とすれば、その間に、安芸灘地震規模の地震が1〜2回はあると思っていたほうがいいと思います。確率は非常に低いですが、そのうちの1回が広島周辺の直下型であれば、阪神大震災程度の規模となります。

■水害

広島という地名は、太田川の下流の浅瀬を埋立て、広島城を築いたことからはじまります。諸説ありますが、広い島だったから広島じゃないかと思います。
当時、比治山の山頂か、浅瀬の広島か迷ったそうですが、豊臣秀吉の知恵袋である黒田如水が、浅瀬案を薦めたので、こちらに決まったようです。もしも比治山に城を築いていたら、広島市ではなく比治山市。比治山県になっていたかもしれません。
豊臣秀吉といえば、備中高松城攻めで有名になった水攻めの名手。毛利家との戦争になったときに、大きな弱点のある浅瀬案を薦めたのではないかと深読みしています。
その後、広島城や広島市街は幾度も水害にあっています。太田川放水路の建設でずいぶん緩和されたそうですが、現在でも水害については要注意です。
三角州の旧市街では、豪雨の時に、雨水処理が追いつかなくて床下浸水等の被害の可能性もあります。
旧市街への建築計画では、その土地の冠水予想を踏まえた床高の設定も必要かもしれません。

・洪水
広島市の洪水ハザードマップ
・豪雨
広島市の浸水(内水)ハザードマップ、浸水想定区域図
・高潮
広島市の台風による高潮浸水区域

■地震

広島に関係する、一定の間隔で定期的に起こっている地震は二つありますが、近年おこった大規模地震は、ほとんどが想定外の場所や、規模でした。定期的に起こっているわずかなものを除いて、どこで起こっても不思議ではないという認識は必要です。
揺れの大きさや、建物の被害は、震源地からの距離とは比例しません。地形や地質、造成地か否か、など、建物が建っている土地の揺れやすさを把握した上で、必要であれば耐震性を向上させる等の配慮が必要です。
阪神大震災以降の新築であれば、震度6強規模でも、倒壊しないだけの強度は期待できますが、それ以前の建築であれば、耐震補強による耐震強度アップも検討したほうがいいと思います。
震災時の半壊や全壊建物は、建築年数が古いものほど確率が高くなっています。

(1) 東南海・南海地震 (M8.5、最大震度5強)今後30年以内の発生確率 50%程度~70%程度

日本で巨大地震が想定されているのは、プレートがぶつかっている海溝周辺で、巨大津波も予想されています。西日本では、東南海・南海地震。

(2) 安芸灘~伊予灘の地震(M7.25、最大震度6弱)今後30年以内の発生確率 40%程度

広島周辺では、安芸灘〜伊予灘周辺の地震。50年に1回程度の間隔で定期的に起こっているのが特徴です。2001年安芸灘地震もこのタイプです。
過去に起こった形跡のある直下型の地震は三つあります。
瀬戸内海と平行に走る活断層にかかわる地震です。

(3) 己斐断層による地震 (M6.5、最大震度6強)今後30年以内の発生確率 不明

想定されている直下型の地震の規模は、阪神大震災よりもやや弱めのものです。

(4) 五日市断層による地震(M7.0、最大震度7)今後30年以内の発生確率 不明

想定されている直下型の地震の規模は、阪神大震災よりも同程度のものです。
広島で想定される地震では、もっとも被害が大きくなるとされています。

(5) 岩国断層帯による地震(M7.6、最大震度6強)今後30年以内の発生確率 0.03%~2%

小学校区毎に、防災カルテが作成されています。
広島市地震防災マップ
広島市地震被害想定調査結果

■防災情報一般
広島県防災web
広島県防災web 携帯版(携帯に登録しておくことをお薦めします。)
広島市防災情報メール配信システム
災害に備えた準備や心構え

■土砂災害
広島市の土砂災害ハザードマップ
■津波
津波浸水予想図

■その他
過去の災害
広島県地震被害想定調査結果
広島県地域防災計画