喫茶店日常

何かと言えば喫茶店に行くのが、人とのお付き合いだったのである。その頃は、カフェなんて呼ばず、喫茶店。高校生になって喫茶店デビューしたての頃は、「さてん行こ」なんて言っていた。時代が過ぎて、それら青春の喫茶店は次々と閉店してしまった。

でも、喫茶フォルムは健在。実家へ帰った折に、そっとコーヒーを飲みに行く。何も変わっていない空間。30年ぐらいワープしてしまう。

銭湯のある町

商店の並ぶ通りをずっと歩いて、店以外の住宅も増えてくる辺り。静かな昼間の青い空に煙がもくもく立ち上る煙突発見。こんなところに何だろうとぐるりと正面の方に回ってみれば、銭湯。
3時からの営業だから、今お湯を沸かしてるんだろうなあ。町歩きの途中で、ひとっぷろ浴びてーもんだ。

モザイクタイル

モザイクタイルミュージアムの展示で紹介されていた、街角の古いタイル。たぶんあそこだと思ったので、早速見に行く。まだ、残っていました。でも喫茶店は営業しているのかどうか。
玄関先や外壁にちょっとタイルで見せ場をつくる。古い建物にはよく見られるのだが、遊び心があっていいなあ。もっとタイル使ってみたいなあ。

モザイクタイルミュージアム

バス通りの幹線沿いに、あのフジモリ建築がにゅっと現れる。えっ、ここに、この向き?っていうのが第一印象。広々とした野っ原のようなところにあのファサードが遠くに現れる、というイメージを持っていたので、ちょっとびっくり。
辺りは、役場とか小さなスーパーなどが並ぶ、まちの小さな賑わいがかつてあっただろう場所。しかしもはや寂れてしまったよくある田舎町の道路沿いに突然、大勢の観光客がわらわらと群がっているのである。
アミューズメント施設としては成功しているんじゃないだろうか。中に入っても大勢の人が、今度はタイルで何か作っている。そして写真も撮りまくっている。
フジモリかわいい路線が出来上がってしまったのではないだろうか。まあでも、愛されることはいいことなんだけど。
横から見ると、アイスサンドクッキーのよう。

岐阜県現代陶芸美術館

フィンランド陶芸とマリメッコの展覧会。
ひと月ほど前にこの展覧会(フィンランド陶芸)の図録を手にして、先に読んでしまっていたので、予習は万全。写真で見たものの実物は果たしてどうなのか、という目で見ていく。質感や大きさは写真ではわからないので、そういう楽しみ方ができる。写真よりずっといいわこれ、と思ったのはシルキンの動物シリーズ。特徴がよく捉えられていて、それが陶芸の技とうまくマッチしていて、存在感があってかつ愛らしくて、にっこりしてしまう。他には、オーガニックモダンと呼ばれるトニオ・ムイナの器。思っていたより大きなサイズ。おおらかでいいなあ。
それにしても、車社会の土地なので、電車と徒歩で来館する者へのフォローがあまりにもお粗末。バスの本数も少ないし、徒歩のアプローチも分かりにくく、問題あり。
次のモザイクタイルミュージアムに行くのも簡単ではなかった。