リオオリンピック

そこまでオリンピックって興味なかったのですが、なぜか今年は結構テレビ観戦を楽しみました。よく考えると、こんなふうにいろんな競技を立て続けに、いろんな国のスポーツ選手を一度に観ることってないよね。

興味深かったことその1。卓球、バドミントン、テニスの3種の競技を続けて観る。ネットを挟んで、何かを打ち合う競技。相手との距離感、スピード感、打ち合うものの特性、打ち合う手の延長である道具の使い方、運動量、得点の仕方などなど。基本的には似たもの競技の、それぞれの面白さやしんどさの違いが繰り広げられて、面白かったのです。お気楽に、この三つだったら、どれが得意?どれが合ってる?どの部に入るう?なんて楽しむのはオリンピックならでは。

その2。陸上競技女子。それもトラックを走る競技のお姉さんたち。世界陸上とかのテレビ中継など観たことないので、こんなことになっているとはびっくりしました。スタート前に一人づつアップで画面に映し出されるのに、目が釘付けでした。もちろんすごい美人もいたりもしますが、それよりもその髪型やアクセサリーやネイルやを含めた、自己アピール力。美の基準は一つだけではなく、各人にある。なんというか、たぶん「私がいちばん速くて美しいのよ」ということを、そのスタート時に各々が世界に向けて立ち上げているというか威嚇しているというか。すごいなあ。戦うということはこういうことか、と思いました。そして、アクセサリーが衣服と共にあるのではなく、肉体と共にあるという存在感も、新鮮でした。

その3。やっぱりライブでしょ。その勝負の瞬間を観ることは、後でニュース映像で観ることとは全く違う体験。痺れます。勝者となって解放されたアスリートたちの姿を観ることは、にわか観戦者にとっても胸が熱くなるものでした。

(写真/閉会式の東京アピール時、赤地がきゅーっと中央に向かっていって赤丸になり日の丸になるところ、おお、と思いました。君が代のアレンジといい、つかみとしてはなかなか。日の丸に似ているってことでマイ応援Tシャツ)

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