[陶芸]ルーシー・リー展

イベント名: ルーシー・リー展
場所: 山口県立萩美術館・浦上記念館
開始日: 2011-04-29
終了日: 2011-06-26

英国のスタジオ・ポタリーを代表する陶芸作家で、没後15年を経てますます評価が高まりつつある、ルーシー・リー(1902~1995)の没後初の回顧展です。1938年以来活動の場であった英国では、英国近代陶芸の巨匠バーナード・リーチと並び称される存在ですし、日本においてもコレクターや作家、研究者などのいわゆる専門家の域を超えた幅広い愛好家層が生まれてきています。モダンデザイン思想が色濃く反映された彼女のフォルムはシンプルです。ロクロによってのびやかに立ち上げられた土の動勢は、抑揚ある華やかさを感じさせるものばかりです。それは彼女の作品に、釉色やフォルムに合わせて効果的に施された加飾などによって表現された律動感ある美質に、高貴な優しさが溢れているからでしょう。
 また、世紀末のウィーンに生まれながら近代陶芸の興隆期に大陸から英国へと生活の場を移した彼女のコスモポリタン的感覚と、陶芸という造形領域で創造性を発揮することに傾けたその情熱とが、いまも多くの人々の心を捉えるのでしょう。
 本展では、ルーシー・リーが制作のなかで見出した発見と喜びを鮮やかに伝える約200点の作品でその創造の軌跡をたどります。